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ワーズワークの部屋


[9] ストップしないステップ
詩人:ワーズワーク [投票][得票][編集]

舞踏会の手帖を捨てて
踊らなくなった旅路の果てに…

いつかこの膨張宇宙はストップする日が来るのかな?
それは熱的エントロピーの終焉 
温度というものが存在しない
すべての宇宙空間が「絶対零度」の世界
それは「閉じた宇宙論」で予告された宇宙像

もしも「開いた宇宙」であるならば
この宇宙は何度でも膨張と収縮を繰り返す
「ビッグバン」は一度きりの特異点なんかではなく
無限に繰り返される現象となるのだ

この宇宙が開いた宇宙であるならば
この世界は何度目のビッグバンでできた宇宙だろう?
もしも来世があるのなら
次のビッグバンの宇宙に生まれ変わるのだろうか?

人の死は意識の消滅
生まれ変わりは次の宇宙での復活?
意識がふたたび目覚めるときには
果てしない時が流れているはず…
想像を絶する長い長い時空の隔たり…

でも もしも意識のつながりを感じられれば
たぶん 一瞬のように感じられることだろう
死がついこの前の出来事のように…

それは眠っていた意識が戻ったかのような
つまりは 夜眠って 朝起きるような感覚に近いはず
それでも 
人は前の宇宙のことをかすかに覚えているのかな?
もしかして それがデジャブー?

2006/06/06 (Tue)

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