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如月蒼雪の部屋


[17] 二月美学
詩人:如月蒼雪 [投票][得票][編集]

二月
憂鬱の美学

年の瀬はいつやら
新年の慶びは薄れ
ただ春を待つ
豆を撒きながら
趣と同時に歳を知る

白い季節に映える茶色
アンニュイな息
億劫なはずの雪
時がたてば
恋しくなることも知る

ただ
憂鬱を肴に
二月に酔うも
殊更の美学

2006/02/10 (Fri)

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