詩人:さきネコ | [投票][編集] |
ただの真っ白だった時間を
塗りつぶした
何色にしたかは
忘れた
ただ
満足したのは覚えてる
自分には何もないんだって
気づいた瞬間 散りたくなった
ばらばらになれば その中のひとつぐらい
輝いているかもしれないと思って
刺さる
言葉は
誰が
放ったモノ?
ただの幻聴かもしれない
被害妄想かもしれない
不正解かもしれない
無駄かもしれない
何か呟いた1秒前
それはもう遠い昔なのだと
つむじ風
忘れてください
もう何も求めないから
もう何も聞かないから
地面に投げつけた水晶の屑を
丁寧に箒で集めてみるの
その粉をいっぱいためて
いつかそれに埋もれようと思うの
きらきら
キラキラ
せめて 太陽の光を反射しよう
ばしっと正確に
ウインクして丸く収めよう
月みたいになりたいね
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いつだって太陽と月は 空の順番待ち
雲は通り過ぎざまにちらりと見る
火にかけたマシュマロが とろりと溶けだした
甘い想い溢れる 香りは言い訳
砂嵐が舞い降りる この大地の上
しゃがんで 反動をつけて 手を伸ばした
一番大事なのは信じることだって
断言できるその強さが欲しい
真っ白の雪原に 青い光で文字を刻む
ついたため息の分だけ幸せを見つけてやる
光を包むのは 真新しい夜明け
指先でなぞった 時間の輪郭
ループして戻ったのは何回目だろう
適当に手に取った そのひとつが
こんなにも切ない気持ちにさせる
ひんやりと冷たいガラスの猫
私をどこへ導くの?
忘れ去られた夢たちが
体を寄せ合って眠る場所
扉を開けた
また扉だった
それでも繰り返す
諦めない
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自分の言葉に 嘘が増えたのは
いつからなのか覚えていない
ただ真っ直ぐに 心を伝えることも
許されていたはずなのに
気づけば無色透明の壁に阻まれて
(誰とも繋がれない)
呼ばれなくなった名前は もはや名前じゃない
(誰にも届かない)
小さな光を創って外へ投げてみたの
気づいてくれる人はいなかったけど
壁を打ち破ろうと体当たりしても
こんなの爆弾でもなきゃ壊せない
変わるために
爆弾がほしい
忘れてしまった笑顔に
もう一度触れたい
諦めて区切った「最後」の一日
風化していく途中のようだし
今を「最初」の一日とするなら
過去も消し去れるかな
変わるための爆弾に
心からの言の葉を乗せて
無駄に硬いその壁に
投げつけよう
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瞳は 流すことをためらった涙を
もう一度受け取ってはくれない
どうすればいいかわからなくて
けれど 言葉を発することは罪なら
膝を抱えて 黙っているしか
もう生きる姿は残されていないじゃない
冷たい 冷たい
でもそれでいい
どこまでも深く 眠る
もう目覚めなくていい
そんな中で
目の前にひとつ浮かんだ光
初めての感情
私はその光を見つけたとき
嬉しかったのではなく
戸惑っていた
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真っ白に無限大な可能性を胸に
なぜ戸惑うの?
・・それは 選べる道が多すぎるから
なんて幸せな苦悩
それでも
意外と中心はつらかったりする
傍から見てればきらきらでも
景色はモノクロだったりする
わからないから
くるしくて
わかちあえないから
もどかしい
そんな日々はめぐりめぐって
幾度も私に微笑みかける
そよ風に 励ましを込めた音楽をのせて
それがまたいじらしい
そうして
騙されながら生きていく
けれど それでも構わない
未知なる新しい理想が
陰りを隠して明るい未来が
私を受け入れてくれるなら
鼓動が 言葉を越えて伝えてく
嬉しいね
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いくら想像を現実と重ねても
眠ってばかりじゃ何も起こりはしない
温かくて安全な絶対に身を置いて
眺めてるばかりじゃ何も変わりはしない
時間は幾重にも交差して
誰かがその瞬間 駆けだしていく
君はいつ 限界を超えた?
不安にいつまでも縛られてるわけにはいかない
翼を手に入れたいなら
どんな壁も壊して 突き進まなくちゃ
いつの日か 君を光が照らす
世界が 君の姿を 見つめる日が来る
過去は所詮 過ぎ去った時間のこと
戻れはしないのに 落ち込み続けるなんて
その深みの先には何もないよ
君の欲しいものは いつもその道の先にある
まぐれじゃなく実力
そう胸を張って言える自分になろう
憧れが いつしか夢になって
君のその手に握りしめられたとき
新しい挑戦が始まるんだ
諦めなければ 君は輝ける
諦めずに走る
その姿から
もう君は輝いてる
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同じ時の中 生きてるはずなのに
自分の光は少し見えづらくて
他人の光だけが眩しくてつらい
僕らそれぞれ 不安の中で生きてる
君の笑顔だけが僕の支えだった
壊れていく寂しい夜の中で
諦めと後悔でいっぱいの毎日に
君は耳元で 「明日を見て」と言った
その手で思いきって開かなければ
物語は始まらない だから
スタートラインなしでも 僕らは駆けだせる
清々しい風と並んで 飛び込め
次第に七色に染まっていく 未来
君と一緒に行きたい場所がある
失くした自信を拾い集めて
胸張って生きよう いつも
手作りの翼でも
僕らは飛べる力を持ってる
不可能を可能にする奇跡を
一緒に起こそう
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愚かなピエロは踊る
ジレンマの旋律の中で
はずれた歯車そのままに
手を取って
時間の流れってのは
逆らって歩いてもいいんだよ
硝子の割れる音に
心洗われる
憂鬱のメロディー
優劣のレッテル
倍速のリズム 交差点のルール
君のアドリブはその仮面のおかげ?
誘いの言葉
耳慣れた ありきたりな つまらない言葉は嫌
ボキャブラリーを見直したらどう?
価値なんて平均化できるもんじゃないんだよ
枷をはずして
空の青を胸いっぱい吸い込んで
宇宙の星を瞳の雫に重ねて
枕もとに飾る寂しさ
偽りをもう一重に疑うような
悲しい未来にさせないで
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がんじがらめキューブ それ僕の世界
レンズ越し まっ平らな平面リアルが 僕の距離感
理想理想と 適当に 花の種をばら撒いては眺める
光と熱を持たない太陽だけが それを見て微笑んだ
スイッチを複製 押したらどれが爆発するかな?
枕元に並べて 気長に夜明けを待った
嘘もスパイスだと 誰か言ってたような言わなかったような
空砲鳴らして 世界の始まりの証明 Oh
楽したけりゃいいじゃない
好きなだけ眠りをどうぞ
ただ その間に
道が塞がってても文句は言えない
剥がして 剥がして 破って 破って
見えない 見えない 届かない声
叫んで 叫んで 無秩序な 世界で
目指して 探して 色のついた 明日はどこだ
存在価値とか 存在理由とか
どんな店探しても売ってないから
結局は 自分で創るしかないんだ
選べない連鎖の中でも
間違ってないのだと
たとえ箱庭の中でも胸を張って
ため息の数だけ
光は滲んでしまうから
がんじがらめキューブ それ僕の世界
レンズ越し まっ平らな平面リアルが 僕の距離感
理想理想と 適当に 花の種をばら撒いては眺める
光と熱を持たない太陽だけが それを見て微笑んだ
でもいつか見返すさ
僕が本物の太陽になる
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崩れた砂糖菓子の兎は
あの日 青い月見上げて物思いにふけってた
なんてことないそんな時間が
不確かで曖昧な記憶の中には残ってた
光がまるで炎のように
灰色の世界に色を持たせていく
風と時は競うように駆け去っていくけど
僕と野良猫は気まぐれに立ち止まる
薄い壁の向こうから聴こえてきた旋律はきっと真実
語りつくせないくらい両手に有り余る金縛りのような感覚の過去
有意義な毎日ばかり紡ぎだせるほど言葉は万能じゃない
それでも君はこの空の深みを信じるんだろう
陰絵は非日常の美しさを創りだしてくれるよ
僕もこの手で不思議を創造していくような存在になりたい
プログラムで満足するような心は心じゃない
運命にも全力で逆らっていくような熱を持て
確定してない未来に微笑み
誰にも描けない 現実味のない現実を生きよう
嘘の花弁が 魅惑の季節に混じって散っていく
きっと僕ら どれでも美しいと思うのだろう
それは2つ目か3つ目の鍵
ここの扉のどれか開けてもいいよ?