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不思議な香りに満ちた
永遠の花畑の中
1匹の 夢色の蝶が
そっと 舞い降りた
めぐり めぐる 季節の中で
夢色に染められた蝶は
遠く 深い 大空に向かって
大きく はばたくんだ
時が蝶を 静かに包み
流れ行く風に 身を乗せて
めざす空は はるかかなたに
人々の 心の中ではばたけ
七色よりも 美しい蝶よ
きれいな夢 そう その中に
夢色の蝶は 生きている
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はばたく鳥たち どこへ向かう?
夢へ向かうか 空へ向かう?
何もわからず ひたすらはばたく
鳥たちの瞳には 何がうつる?
美しい港の上空で
波のしぶきの音を聞き
見すえる先は 海の果て
鳥たちは心に 何を想う?
鳥たちには見えた はるか未来が
鳥たちは願っていた 永遠の平和を
そして、鳥たちは向かった・・・
希望のあふれる 明日へと・・・
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永遠に失われぬ 命を持つ
幻の花 ブルー・ローズ
魔法の力を 授けられた
伝説のバラ
風という神の元
選ばれた美しい 大草原に
ブルー・ローズは たった1輪
静かに 花を開く・・・
揺れるたびに こぼれ落ちる光
そのきらめきは 人々に希望を与える
神秘のバラは 幸せの源なのだろうか
ブルー・ローズは 何も答えてはくれない
不死であったはずの ブルー・ローズ
しかし その力によって
未来の最後を悟ったときには
スッと花びらを ちらすのだった
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私の心はからっぽだった
まるで大きな霧に包まれたように
透明さえもなつかしく思えた
夜空にとてつもない感動を覚えた
見るものすべてが初めてだった
聞くことすべてが初めてだった
私は 今生まれたわけじゃないのに
私は 何も知らなかった
いつのまにか 流れていた時の中でも
得られたものが あったかのように
太陽はとても明るいと感じ
風はとても気持ちよかった
ある日「今」が変わってしまった
夢じゃなかった 私はいなかった
今日までの経験はどこへ行ってしまったのだろう
私の心はからっぽだった
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そう 私の知っていた自由は
ハリボテのようなものだった
表だけの 本物じゃない
私は自由を 知らなかったんだ
空を飛び交う鳥の姿に
自由を照らし合せてたけど
真実を知らぬ者だけが見る
淡い夢だったように想う
いくら求め続けても
私は自由など 手にできない
すべては 神の定めた
スケジュールに従っているだけ
今日も私は 自由と言う言葉の意味を考える
それだけしかできない 無力な私
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冬の桜の 並木道に
霧がそっと たちこめる
森でもなく 異世界でもなく
ただ 私の通り道に
大きな1つの雲が
地上に降りてきたかのように
まるで不思議な カーテンのように
向こうまでずっと まっしろで・・・
霧がかかるといつもと違う
私の知らない 町が見えた
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風がゆっくりと 運ぶ船
行き先は無く 空を行く
乗るものは 皆 深い悩みを持つもの
未来を絶望と感じる者
偽りの ニセモノの未来を
人々に見せ 見ることのできた笑顔も
すべて本物じゃないんだ
だから この船があるのだろう
たくさんの時間 惜しみなく使い
皆それぞれの未来を見せる
事実を知って 道は変わるが
その動きもまた わからない
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元気に輝く 金の星
静かに輝く 銀の星
私のなりたいのは どちらでもなく
私だけの 私色の星
七色の星にも 憧れるけど
いろんな星を見て うらやましくもなるけど
私の星は たった1つしかないんだから
すっごく大切な 最高の宝石
宇宙は広く 空も広く
その中でそっと 光を放つ私たちは
恐れという 感情をもこえて
夢に向かって 走ろうとする
未来に向かって 走ろうとする