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さきネコの部屋


[106] ふうせん
詩人:さきネコ [投票][得票][編集]

小さな 手のひらから


ふわりと 風に抜けてった風船


ふわりと 大空へ上がっていった風船


私の心と一緒に どこかへ行ってしまった




幼い私は

風船が しぼんでしまうことも知らず

空に浮かぶ 風船を見つけると




この前 行っちゃった風船だ!




指をさして


あの時間に 残してしまった心との




再会に喜ぶ

2006/11/03 (Fri)

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