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さきネコの部屋


[137] 存在の証拠
詩人:さきネコ [投票][編集]

空の焼印がくっきり


阻む壁に浮かび上がる


「へぇ、負けたんだ」


急にちっぽけに見えた 難関




勇気を込めた 短剣握り締め


踏み込めば いとも簡単に


開けた景色を見ることができた


硝子張りじゃない 明日を




磨り減った「時入り」消しゴム


過去を消せたらどんなにいいか


えんぴつもペンもいらない


自力でこの場所 この空間に







僕の存在を 深く深く






刻み込んでやる

2007/06/11 (Mon)

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