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さきネコの部屋


[168] 真っ白に1つ
詩人:さきネコ [投票][得票][編集]

ただ広いだけの空間で

ただ生きていたりもするけど

笑ったり泣いたりした日々で

無駄だったものなんて感じない



それが僕等



大切なものなんて 具体的には何かわからないけど

それでも僕は この世界は満たされてると思うよ

変わりたくたって 変われない本質を

生かせるのは いつだって自分でしょう?




気づけば なんていつものこと

偶然と必然を 裏表に持った鏡に2人

知らず知らずのうちに すれ違っていった存在の数

きっと365日より 多いことは間違いなし



特別になりたいって思うのは

別におかしいことじゃないけど

すぐ見失ってしまうのは

「普通」の良いところだし



刺激的な日々が欲しているの

別に悪いことじゃないけど

すぐに忘れてしまうのは

「平穏」のありがたさだし



大切なものなんて 理論的に説明はできないけど

それでも僕は この世界は綺麗なところだと思うよ

取り戻したくたって 戻らない時間たちを

受け止めて歩き出せるのは いつだって自分でしょう?



もう現代では当たり前の 街頭の光だって

底なしの闇の中では きっと希望の光だったはず





運命から 逃れられないんじゃなく

運命を 捻じ曲げる力を



僕はもっと 輝かせたいんだ

2007/10/14 (Sun)

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