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さきネコの部屋


[182] 全てに溶けた計算と策略
詩人:さきネコ [投票][得票][編集]

不死を彩ったような 深海に揺れる風


幅のないゲートで不確かな真実だけを 選ぶ





先を読むことで なんの罠も感じない


荒れゆく空を嘲笑う




もう戻れないことくらい


わかってる




立ち止まり歪む月光に 君の存在のその真上


羽ばたく 漆黒の定めと





うつろい彷徨うのが偽善なら 僕はもう何を求めればいい?


誘うような その音が消える先





白い花弁が いつの間にか散ってゆく

2008/09/15 (Mon)

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