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さきネコの部屋


[212] シロップ
詩人:さきネコ [投票][編集]

自分の心 いったい何等分に分けて変えていたのかな

気づかないくらい すべてに麻痺していた



時間があんまりにも優しすぎるから

伝えることがあんまりにも下手すぎるから



甘みと苦みを同時に感じて

どろどろ煮詰まっていく思考の中で



僕は何を求めてたんだろ

僕はそのとき いったい



確かに 手を伸ばした気がするんだ

わずかに残る その感覚が

けれど

掴みたかったそれを 僕はもう覚えてはいない



寂しさの香る 今

2009/04/10 (Fri)

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