詩人:さきネコ | [投票][編集] |
自分の言葉に 嘘が増えたのは
いつからなのか覚えていない
ただ真っ直ぐに 心を伝えることも
許されていたはずなのに
気づけば無色透明の壁に阻まれて
(誰とも繋がれない)
呼ばれなくなった名前は もはや名前じゃない
(誰にも届かない)
小さな光を創って外へ投げてみたの
気づいてくれる人はいなかったけど
壁を打ち破ろうと体当たりしても
こんなの爆弾でもなきゃ壊せない
変わるために
爆弾がほしい
忘れてしまった笑顔に
もう一度触れたい
諦めて区切った「最後」の一日
風化していく途中のようだし
今を「最初」の一日とするなら
過去も消し去れるかな
変わるための爆弾に
心からの言の葉を乗せて
無駄に硬いその壁に
投げつけよう