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さきネコの部屋


[244] その破片を浴びて変わろう
詩人:さきネコ [投票][編集]

自分の言葉に 嘘が増えたのは

いつからなのか覚えていない

ただ真っ直ぐに 心を伝えることも

許されていたはずなのに



気づけば無色透明の壁に阻まれて

(誰とも繋がれない)

呼ばれなくなった名前は もはや名前じゃない

(誰にも届かない)



小さな光を創って外へ投げてみたの

気づいてくれる人はいなかったけど

壁を打ち破ろうと体当たりしても

こんなの爆弾でもなきゃ壊せない



変わるために

爆弾がほしい



忘れてしまった笑顔に

もう一度触れたい



諦めて区切った「最後」の一日

風化していく途中のようだし

今を「最初」の一日とするなら

過去も消し去れるかな



変わるための爆弾に

心からの言の葉を乗せて

無駄に硬いその壁に





投げつけよう



2009/12/23 (Wed)

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