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さきネコの部屋


[245] 沈みゆく時間
詩人:さきネコ [投票][編集]

瞳は 流すことをためらった涙を
もう一度受け取ってはくれない

どうすればいいかわからなくて
けれど 言葉を発することは罪なら

膝を抱えて 黙っているしか
もう生きる姿は残されていないじゃない

冷たい 冷たい
でもそれでいい
どこまでも深く 眠る
もう目覚めなくていい

そんな中で
目の前にひとつ浮かんだ光

初めての感情



私はその光を見つけたとき


嬉しかったのではなく




戸惑っていた

2010/01/10 (Sun)

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