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さきネコの部屋


[267] 寂しい夜みたいな命
詩人:さきネコ [投票][編集]

薄っぺらい虚言と ほのかに灯る正義を

透明な板に塗って重ねてゆく

壊れたスピーカーにも 丸めた画用紙にも

確かに僕らの意思が刻まれてた



あの日 確かめたはずなのに

もう溶けてなくなってしまったんだね

願いの受け入れ許容量を超えて

あの星は 流れ落ちてゆくんだね



声をなくして 光を失って

それでも伝えたい心がここにある

動かない景色 開かない扉

なけなしの鼓動がひたすらに訴える



どうか君に届くといい

2012/07/06 (Fri)

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