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生きたいのに生きれない人だっているんだよ?
うん、知ってる。
あんたより辛い子はよぉけ居るんよ?
うん、知ってるよ。
悲劇のヒロインのつもり?
ううん、違うよ。
どうせ構って欲しいだけでしょ?
ううん、違うんだ。
じゃあ、何?
自分で自分を傷付けて何なわけ?
分かんないんだ、自分でも。
でもこの傷は、
生と死の狭間でもがいた証なんだ。
生きようと頑張ったんだよ。
誰にも言えないから。
消えたい、なんて。
消えたい消えたい消えたい
そう思いながら朝になってく。
今日も生きてる。
今日も生きてた。
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大きな病気で
大変な治療に
小さな小さな体で
必死に耐えてる子を知ってる。
その子達の言葉を聞いたとき、
その子達の現実を見たとき、
その子達の涙を見たとき、
その子達の笑顔を見たとき、
左手首の傷がうずいた。
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無理にそこに居なくていいんだよ。
嫌ならそこから出ちゃえばいい。
無理に作らなくていいんだよ。
素顔のあなたはきっと綺麗。
無理に合わせなくていいんだよ。
あなたにも自分があるはず。
水の綺麗な所にホタルがいるように、
もぐらが地中にいるように、
各々にそれぞれの居場所がある。
花が空じゃなく、地面に咲く事を責める人がいますか?
同じように、
あなたにもあなたの居場所があって、
それを責める事の出来る人は誰もいません。
安心して、
“あなた”でいて下さい。
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眠れない夜は、
いろんな事を思い出す。
いろんな事を考える。
いろんな涙が出る。
先生、
薬飲んでも寝れないよ。
眠れない夜のこと。
今日も理由の分からない涙が頬を伝う。
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「何も信じられない」
私がそう言った時、
あなたは哀しそうな顔をした。
「誰も好きになれない」
「愛する事ができない」
そう言った時も。
信じられないんじゃなくてね
信じるって事がよく分かんないんだよ。
好きになれないんじゃなくてね
好きって事がよく分かんないんだよ。
愛せないんじゃなくてね
愛するって事がよく分かんないんだよ。
考えれば考えるほど、
追いつめられていく。
信じるって事が分かんないけど、
好きって事が分かんないけど、
愛するって事が分かんないけど、
信じたいって、
好きって、
愛したいって、
そう思えるだけで
そう思える相手が居るだけで
幸せだと思う。
幸せだと思うから、
そう思えるまで待つよ。
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小さな女の子は
青く 広い空を見上げ呟きます。
「こんな広い空の下、
こんな小さな私を見つけてくれる人はいるのかな?」
太陽は答えます。
「安心しなさい。
あなたのもとにも私の光が射しているでしょう。
それは私があなたを見つけたからです。」
女の子は呟きます。
「こんなに広い空の下、
私の悩みなんてちっぽけだ。」
空は答えます。
「安心しなさい。
僕のこの広さで、どんなあなたをも包んであげましょう。」
女の子は呟きます。
ただ
「ありがとう」
と。
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隠してる手首の傷を、
ふとした瞬間見られる。
何の傷かも知らないのに、
理由も聞かずに、
「何でそんな事するの」
「命を大切にしなさい」
「何バカな事してるの」
って、責める。
でも従姉妹は違った。
まだ小学生だけど、
きっとこの無数の傷が
何かは分かってるはず。
それでも、
傷を見た時の一言が
「それ、痛い?」
と、無邪気な顔で。
なんか嬉しかった。
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裏切った相手を責める前に、
信じた自分を褒めてあげましょう。
傷付けた相手を責める前に、
純粋な自分を褒めてあげましょう。
負けた相手を責める前に、
勝負した自分を褒めてあげましょう。
責める前に褒めてあげましょう。
相手が
他人だろうと
自分だろうと。
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ねえ 神様。
どうしたらあの子は泣き止みますか?
そのままでいいんです。
泣きたいだけ泣かせてあげなさい。
ねえ 神様。
どうしたらあの子は笑いますか?
そのままでいいんです。
次に笑う時はきっと
今までで1番の笑顔のはずです。
ねえ 神様。
僕はあの子に何が出来ますか。
何も言わず 何もせず
ただそっと傍にいてあげなさい。
ずっとずっと傍にいてあげなさい。
大丈夫。
あなたの大切な人はきっと、
帰ってきます。