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深く 深く 眠りたいのだ。 
怖い夢なんか見ずに。 
こうやって色んな事を考えなくてもいいように。 
疲れるから。 
心も 身体も。 
だから薬に依存するんだよ。 
ふわーって気持ち良く眠れる。 
何て幸せな事なんだ。 
もっともっと と身体が求める。 
いや、心か。 
眠る時くらいは好きにさせて? 
夜に怯えなくてもいいように。 
頭が痛くなるまで考え事しなくていいように。 
泣かなくていいように。 
いっそのこと、 
もうこのまま目が覚めませんように。
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誰が悪いんやない。 
誰も悪ない。 
私はそう思っとうよ。 
いつか 
父さんも 母さんも 
自分も 
全部 ぜんぶ 
許せたらえぇなって。 
そう思っとるんよ。 
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自分と向き合おうとする度に、 
自分を見失う。 
将来はあやふやなままで。 
未来予想図を描こうとすると、 
まるで遺言を書いてるかのようで。 
流れ、というものに身を委ねるのも 
ひとつの選択肢なのではないかと。 
そう、思うのです。 
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夕方。
おれんじの灯りが灯る家々。 
その色があったかくて、 
優しくて、切なくて。 
何となく、懐かしい気がして。 
視界がぼやける。 
私が好きで嫌いなオレンジは、 
今日もどこかの家庭を包んでいるんだろう。 
どうかその灯りが、消えないように。 
夕方。 
おれんじの灯りが灯る家々に、 
祈りを込めて。 
いつまでもその色を 
絶やさないで、と。 
心からの祈りを込めて。 
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彼女はいつもうたってる。 
哀しい歌を、笑いながら。 
明るい歌を、泣きながら。 
彼女はいつもうたってる。
哀しい顔で、笑いながら。 
嬉しい顔で、泣きながら。 
彼女はいつもうたってる。 
いつも彼女はうたってる。 
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帰っておいで。 
ほら、お腹すいたでしょ? 
お外は寒いでしょ? 
帰っておいで。 
ほら、泣かないで。 
頑張ったね。 
帰っておいで。 
ほら、ここがあなたの居場所。 
あなたが帰る場所。 
帰っておいで。 
帰っておいで。