詩人:放射能] | [投票][編集] |
誰もいない道を行く
助けを
求めたりはしない
涙を流しても
泣いたりはしない
人知れず
凍りつきそうな
常冬の海の
深い海底を歩き
私はただ一人になって
「日曜日を殺せ!
その顔を隠せ!
俺を表に出そうとす
る奴らを消せ!」
(豹変)
希望いっぱいに
あふれる園児達は
俺に大量殺戮の
夢を見させる
手に入れられなかった
復讐は
世代の引き継ぎとして
お前達で
はらしてやるよ
キリンの首を
しめていた冬の日
俺は若く
かっこよかったぜ
二度と人は殺せない
ブラックリストの
トップをかざるスター
おぼえとけよ
死にたいくらいに
死ぬ思いで
生き返ってきた俺に
強烈な意志は
俺をも巻き込み
車で人を巻き込み
ふるえる
喜びに
喜びに
俺を
病気につれてって
くれるなら
犠牲をはらう
だから
お花畑で待っていて
死にまつわる
ニュースも
平然と見てとれる
人と抱き合って
何かが
目覚めた事なんて
なかったと思う
つめたい血の出身者
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雪がふきあれて
森が
ザワザワさわいで
手がしびれて
赤くなって
できないのに
あたたまろうとした
今頃
心をうごかされ…
あの娘のまわりには
とてもいい風がふく
知ってるだろう?
放課後だった
廊下を
歩きまわった
明かりは落とされて
まだそれほど
暗くなかった
3階から
外をながめた
野球部が
練習していた
何もしなかった
何もしたくなかった
ただながめていた
死ぬ素振りなんか
見せなかったよ
ああ
明日が楽しみだ
誰が思うだろう
こんなところで
こんなやりかた
小学生の時
だったかな
貝割りをしたっけ
楽しかったなぁ
今では
信じられない
そんな時だった
いきなりだった
まるで
忘れていたのに
想いだした
あの娘のことを
ぼくは言った
あの娘が
ぼくの胸の中に
住んでいる限り
自殺はできない
誰も
その意味が
わからなくていい
だから
ぼくは笑った
最高の笑顔で
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もはや
空想の中でしか
生きていけない
夢のように
適当でもない
こんなに
寒い日はなかった
今頃
心がふるえて…
足止めをくらって
カナシバリにあって
唇は紫色
7月の
水泳を思い出す
今さら
心が
ゆれてしまって
校舎の裏
石段にすわって
想いだした
あの娘のことを
自分のことを
忘れてしまう
見境が
なくなってしまう
危険を承知で
飛び出してしまうよ
閉じこもってしまう
しまった
もうしてしまった
振り向いて
くれないよ
屋上にあがって
見渡したかったのに
カギがかかって
入れなかった
怒るのも
バカバカしい
いつも
こうなんだから
規則だとか校則
常識とか知らない
押しつけられたくない
窓の外に出て
飛び降りようとした
下には芝生があって
整理されてる
きれいとは
思わないぞ
同じ高さに制限されて
いつまでも子供で
人生を捨てようとした
部屋に帰って
天井から
ロープをぶら下げて
輪っかの中に
首をかけようと
台から
足をはなそうとして
想いだした
あの娘のことを
「やめてよ」
とは言わない
霧が
あの娘をかくして
「平気なの?」
テトラポットに
腰掛けて
海を見ていたか
空を見てたか
腹を決めて
たちあがって
なに苦しいのは
一瞬だけだと
さあ
やってしまおうとして
想いだした
あの娘のことを
学校で死ぬなんて
とても
いい考えじゃないか
そうだろう?
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廃人クラブに顔を出し
666
ナンバーをもらい
個室にこもり
廃人になってみる
なんと清々しい!
人間やめましょう
正気を持って
生きていたって
いい事ないよ
人間やめましょう
人生逃げましょう
君達が何を言っても
何を書いても
何も変わらないさ
何もしなくてもいい
いなくても構わない
無理して
我慢して
居続ける事ないさ
廃人になったら
何も関係ないさ
人間やめましょう
人生逃げましょう
それが勝ちだよ
廃人クラブは
平等に微笑む
君達の前に
ぶらさがってるよ
さあ君も
廃人クラブに
レッツゴー!
そして
レッツトライだ!
君も
人間をやめられる
賢い人間のやめ方
上手に
人間をやめる方法
憧れの廃人になれるよ
栄光の廃人になれるよ
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せっかく人間として
生を受けたのに
人間扱いされない
望まずして
受けた仕打ちや屈辱を一生忘れない
人生を復讐の為だけに使ってしまっても
かまわないと
断言できる
歴史の教科書を
開くと
俺の名前が
そんな可愛らしい夢を
眠れずに
見続けた
交通事故を見た
死を想像して
笑いが
込み上げてきた
俺も
ああゆう劇的な死を
迎え
永遠を手にするのだ
生け贄を
犠牲として
せっかく人間として
生を受けたのに
人間扱いされない
望まずして
受けた仕打ちや屈辱を一生忘れない
人生を復讐の為だけに使ってしまっても
かまわないと
断言できる
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混乱に乗じて
世界をとれると
狙っていた
しかし
待つばかりでは
能がない
まるくなるものか
仕掛けたのは俺だ
詩による世界大戦
クーデターではなく
革命
まだまだ上まで
俺は階段を上がれる
屋上を設定せずに
限りなく
上りつめてみせる
フロアに
誰もいなくてもいい
ナンバーワン
じゃなきゃ
気がすまねぇんだよ
勝たなければ
それ以外は
負けなんだよ
敗北容認主義を殺せ
オンリーワンを殺せ
堕落に
しがみついた犬共め
コーヒーを
ブラックにするな
世界をブラックにしろ
負けてもいいなど
笑わせるな
それが
今のやる気のない
日本の正体か?
それなら
俺が強力な意志で
導いてやるよ
操ってやるよ
お前達は
波に揺られて
俺に任せればいい
それにしても
何と脆弱な
存在であることか
弱々しい光は
輝こうとすら
していない
強くなる
可能性のない者など
いないというのに
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俺に関わるな
百害あって一利なし
調査団が
やってきて
俺を取調べ
性能が悪いと
言いやがった
俺は機械じゃねぇ
明日が
昨日になれば
過去として
処理されてしまう
生き方に
嫌気がさしたんだ
と言えば
自殺の理由として
納得してくれるか?
過去を
つくっていくだけの
毎日が
そして
それが
避けられないのが
いやなんだよ
考えても
不可能だと
痛感するばかり
正直
疲れてしまったんだ
どう行けども
ゴールは死なのに
できるだけ
長生きしようなんて
思えないよ
ガタがきた
いや
最初から
ボロだった身体を
着て
かえる事も
できないで
ひたすら
今が通り過ぎるのを
待ってたよ
時間が
解決してくれる
なんて
時は
さらに深みに
俺を連れていく
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あれで
俺の親なのか?
疑問を感じずには
いられない
トンビが
タカを産んだとしか
思えねぇな
親として失格だ
俺は拾われた子
なんだろう
クビにしてやる
あれで
俺の兄なのか?
知性も感じず
才能のカケラも
見受けられない
血の繋がりは
俺に自殺のススメを
促しているように
無力にする
おまえも失格だ
ヒマをやるから
路頭にでも迷いな
あれで
俺の妹なのか?
頭が悪く
色気もない
顔もままならない
取柄すらない
ない事づくしで
いる意味が
わからない
おまえも
いらないから
消えていいぞ
この血を
抹殺するために
今しばらく
生きねばならぬ
終われば
こんな世界に
用などない
あろうはずもない
跡形もなく
骨さえ残さず
キレイに
消えてやるさ
プリンセスのように
俺の存在を
マジックにしてやる
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蛇にBB弾を
何十発も射ちこみ
死ぬまで
じっと観察していた
中学生時代
思い出は桃色
華やかな空気を纏い
蝶のように飛び回り
ヒラヒラと
浮かれていた
恋愛だの
勉強だのでは
味わえない
甘酸っぱい
極上のワインを片手に
左手でネコの首を
撫でるように
絞めていた
懐かしき花の過去
眠っていた
放射能の
目覚めだった
変貌を遂げ
生まれ変わりを
象徴として
舞い出た我の
絶大な能力を
認める者はなく
嬉々として
女の服を
むしりとるように
犯してやった
思考を
感情を
予感を
思惑を
空中を
計算を
想像を
幻想を
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死ぬ気マンマンで
迎えた
小学の入学式
ことさらに
人の心を離れ
バリアは
強固な物になって
自信をもって
斜めに歩き始めた
無残を選び
生き埋めを実行
力による支配を
学び覚えた
小学生には
あるまじき
どす黒い感情を
引きつれて
違和感を身に纏い
デビューした我を
襲い来るのは
協調性や
友達などと言う
軟弱極まる
団体理論であった
我は従わぬ
一期一会を
いっきいっかいと
読んでいた
遠い昔の空の下
記憶は雨宿り
チンパンジーの
知能にも劣る
子供ならではの
最前線で
戦う姿だった