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放射能]の部屋


[126] 恵まれた差別
詩人:放射能] [投票][編集]

ぼくを見ると
みんな逃げる
ぼくが話しかけても
無視される
だから
いつも
顔をふせているのさ
涙を見せないために

差別があるのは
何のため?
もしも納得する答えを
持っているなら
ぼくは
飛んでくる石の中を
歩いていけるよ

ぼくは幸せなんだと
思わなきゃ
もっと辛い人も
いるんだと思わなきゃ

日常に殺される
身に覚えのない事で
殺される
存在は殺されてる
それでも
ぼくは恵まれてるよね
ぼくは幸せなんだよね

2003/07/16 (Wed)

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