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放射能]の部屋


[485] 猛進恋盟
詩人:放射能] [投票][編集]

君の玉砕覚悟の突進
本能寺の変なみに
驚いたよ
あの細い足の何処に
支えきる強さが
あるんだろう

セオリーを無視してる
相手を疑わないで
棺桶に突っ込むように
愛を注ぎこんでいる

スカートめくった時も
机にカエル入れた時も
君のいろんな面が
見たかった
泣かないのが信条かと
思えたのに
誰かの事で泣くんだね

サッチャーとまで
言われてた君が
他の人に向ける視線を
僕は君に傾けていたよ
気づかないとは
薄々なりとも
わかってはいたけど

僕は付録でいいよ
ついて来いなんて
素直に言えないから
意地悪しながら
それでも付いていくよ

片思いのサンプルを
片手に君は
ブランコに
揺られながら
器用に泣いていた
今なら奪えそうな気が
していたけれど
手段や恥を
選ばなかったり
知らなかったり
この卑怯さに
手を染めるって事は
悪に染まるって事で
君の事に
関しての正義を
譲るつもりはないよ

もう泣かないで

2005/03/07 (Mon)

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