詩人:杞柳 | [投票][編集] |
瘡をつける事で
一つ殺せそうで
其処を飾る事で
強くなれる気がした
そうしたら例え虚勢でも
頑張った
頑張った
って頭を撫でて
大丈夫
大丈夫
って抱けると思った
いいんだよ
まがいものでも
あたしは幸せになれるから
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伝えてなんか居ないさ
本当の想いは
収まりが良い様に
脚色しただけさ
納得してなんか居ないさ
告げられた事実に
有終の美と銘打って
笑っただけさ
深夜3時
腫れた瞼
早朝5時
晴れた錯覚
そんな日の連なりを
日常と呼んでる
そんな日の連なりを
日常と呼べる
そう
始めっから
君の有無など関係無いんだ
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ぽろぽろと
零れ落ちたもの
僕の腕からは憎しみ
君の腕からは慈しみ
何故こんなにも違う?
さらさらと
零れ落ちたもの
僕の胸からは哀しみ
君の胸からは喜び
何故こんなにも違う?
はらはらと
零れ落ちたもの
僕の瞳(メ)からは涙
君の瞳(メ)からも涙
それでも何故
こんなにも違う?
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何故にまたそんな
触れたら血が滲む様な
言葉しか吐けなく為ったのか
あの塀を飛び越せる程成長したと云うのにね
ぽたりと
認めて
ぱしりと
殴打
甘ったれンぢゃないよと
突き離せたらどんなに幸せか
ぽつりと
零して
ぱたりと
蒸発
追って来ンぢゃないよと
見放せたらどんなに幸せか
詩人:杞柳 | [投票][編集] |
くちばし欠けた鳥
とんでけ
どこまでも
どこまでも
みっともない姿
誰にも視られないように
崩れた自分に名をやって
口にしてはむせび泣いて
それでも崩しては
自分に名をやった
くちびる避けた君
逝けよ
どこまでも
どこまでも
くちぶえ吹けたあたし
唄えよ
どこまでも
どこまでも
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すごくさ
幸せな夢を見た
君があたしを
好きだと言って
悪趣味な冗談に
あたしは見事に舞って
もう瘡が
膿むのも
痛むのも
愛せるよ
それくらい
幸せな夢を見た
君のからかいを
さらりと躱したら
この夢は覚めるんだろう
あたしが後一歩
大人になったら
この夢は覚めるんだろう
詩人:杞柳 | [投票][編集] |
貴方酔った目で
あたしを睨んで
中指立てて
口汚く吐き捨てたんだ
「死ネ!!」
だからふらつく脚で
露出した肌を触らせて
勧誘に励んで居たんだ
「イッショニ死ノウ…」
冗談やめてよと
始発電車で呟いて
次の駅で降りた
何時も誰かがやるように
このダイヤを狂わせる
想像に溺れて居たんだ
詩人:杞柳 | [投票][編集] |
誰にも愛されないような気がした
貴方に愛されないと
識ってから
誰も愛せないような気がした
貴方を愛しちゃ不可ないと
識ってから
誰に愛されても意味が無い気がした
貴方に愛して欲しかったんだと
識ったから
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揺らめく煙の行方を追って
車道に飛び出ちゃ
不可ないよ
甘い
甘い
匂い
銘柄を忘れてしまった
白ベースのパッケージ
体も神経(ココロ)も毒されるから
子供が手にしちゃ
不可ないよ
甘い
甘い
匂い
精神年齢が届かない
白ベースのパッケージ
甘い
君の
匂い