午前四時の狭い部屋安定剤を服む彼女の入れ替わる前のほんの僅かな正気正しく震える指で薬を口に運び噛み砕く、苦くて少し甘い安定剤。みる色の粒は喉の奥に消えていく澄んだ空気も紫の空も見えない部屋で彼女はゆったりと眠りに就き別の彼女へと意識のバトンを渡す。次の彼女の日はいつになるだろう。
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