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矢井 結緒の部屋


[78] ヒズ・ストーリィ
詩人:矢井 結緒 [投票][編集]


あらかじめ
結末を知っている
机上の小説は
読んでいる途中で
判った気になって
意欲が薄れる


手付かずの空白の
1ページずつに
書き加えて
たまの間違いは
書き直しながら
日々に
増えてく過去と
減ってゆく未来
手と心の汗で湿った
日記帳は
読者を持たない
自分だけの歴史書

明日はどんな出来事が
綴られているのだろう
編者も知らない

2009/07/28 (Tue)

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