ホーム > 詩人の部屋 > 矢井 結緒の部屋 > コンビニ傘

矢井 結緒の部屋


[96] コンビニ傘
詩人:矢井 結緒 [投票][編集]


急に降り出した雨に
きみが泣き濡れて
溜息まじりに
声をかけたけど
安っぽい親切が
恥ずかしくて俯いた

透明で見え透いた心に
ぼくは戸惑って
理由探して
虹を見つけたけど
頼りない未来が
哀しくて黙り込んだ

一緒には歩いて
いけないけど
良かったら
持っていってよ
返さなくていい
しばらくなら
濡れなくてすむから

2009/09/01 (Tue)

前頁] [矢井 結緒の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -