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山鳩の部屋


[20] 再会への贈り物
詩人:山鳩 [投票][編集]

これが最後ではないと思っているけど
なんかしっくりこなくて
少し臆病になりすぎている

だからここで子供のように
指切りをしよう
そうでもしないと落ち着かなくて

君のことすべてを解っているから
誤魔化しの言葉を言ってるんじゃない
この約束必ず果たせる気がする

淋しさに耐えかねて
身体が凍えるように息すらできない
そんな時は君の名を呼べばいい

月のない暗闇の夜は君を想い
逢えない時間が止め処なく流れても
僕はずっと君の隣に居る
それを覚えていてほしい

やがて再会の時がきて
今とは違う僕の風采に
君はきっと立ち止まってくれる

だからこの誓いを
再会のふたりへの贈り物のしよう

2006/08/06 (Sun)

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