ひとはかなしくなると海を見に来るというそのかなしみは海に捨てられてやがてかなしみは海に溶け込みこの紺碧の大海原は徐々に塩辛くなってしまった・・というある詩人の話を思い出す涙と海の物語あの水平線のあたりに君の涙の一滴が漂う
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