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山鳩の部屋


[48] 失恋階段
詩人:山鳩 [投票][編集]

哀しみという少し重い荷物を抱えて

ひとりうつむきながら

失恋という階段を上れば

ちょうど踊り場で見えた

忘却という名の扉

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人を好きになること
人を思いやること
その行為は人間形成にとって
とても重要な要素になってくる
いくら頑張っても頑張っても
その想いが成就されず
哀しい結果に終わったとしても
その行為に費やされた精神は
決して失われていない
失われるどころか
相手の立場になって物事を考える力
思いやりのこころが増幅されてゆく
詩人・谷川俊太郎はこう言っている
失恋とは恋人を失うかもしれないが
決して恋を失うことではない
〜愛のパンセより

相手を思いやるこころ
やさしいこころをずっと持ち続けていたい

2007/10/11 (Thu)

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