かなしみの詩の最初の行に君との楽しい想い出を書きその次の行には君のこころを知ったあの真冬の夜更けのことを書きその次の行には僕の誕生日が君との別れの日だったことを書くでもその次の行からは目が潤んでしまい書くことができなくなってしまった僕はペンを捨てて外に飛び出して真冬の夜空を見上げてしまう満天の星空にきらめくペルセウス座の流星がひとつキラリ
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