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山鳩の部屋


[6] 雨上がりに想う
詩人:山鳩 [投票][編集]

空を見上げやがて雨も上がる
雲間から差し込む薄紫色の陽の光は
暗く沈んだこころに
ぬくもりを感じさせ和ませる

別れた人を想い涙する
この世に生まれ
偶然あるいは必然か
君と同じ時代に生きたこと

命ある限りふたり
見つめあい夢を抱いた
信じあい傷つけあい
零れ落ちた愛は何処へ

時は流れても
あのすばらしい思い出は
きっといつかよみがえるだろう

そんなささやかな望みをこの胸に
こころの片隅に記憶を刻み込み
また新しい何かを始める

雨もあがり哀しみも通り過ぎる
こころも晴れて
安らぎと自信を与えてくれる

2006/07/12 (Wed)

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