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山鳩の部屋


[69] 美しい想い出に
詩人:山鳩 [投票][編集]

沈みゆく夕陽に照らされて

うっすらと微笑んだ

君の横顔

汐風にそよぐ髪は

茜色にきらめいている

大いなる海を駆けてくる

風は冷たくて

どこかしら

こころに奏でて通り過ぎてゆく

ずっと憧れていたこのひととき

人恋しさを募らせるこの秋に

君は僕の傍にいる

親水性防波堤の手すりに

君はからだを預けて

振り向きざまに呟いた

ずっと離れていた時間を埋める

そのコトバに

僕のこころの中のあの日が

またよみがえった

こんな素晴らしい愛に

最後まで最後まで

こたえていきたい

2007/11/03 (Sat)

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