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キララの部屋


[7] 朝方の電話
詩人:キララ [投票][編集]

たわいも無い話で遠回りして、黙り込んだ
腹の底の言葉を必死で喉まで持ってくる
『もう友達やめよ』
あなたの気持ちが掴め無くて辛くて苦しい
『そんな必要無い。納得できない』
苦しくて涙が流れた
『このままじゃ私はあなたに友達以上のモノを期待して求めてしまうから』
全てはあの時から
あのキスから始まってしまった
いくら止めようとしても好きが止められない
もう手遅れだよ
あなたから離れて行くしか無いよ
こんな状態のままじゃ…
あの頃の様に笑い合えない、二人
受話器を通して朝をむかえた、二人

2003/03/30 (Sun)

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