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ヨシコの部屋


[5] 考え続ける
詩人:ヨシコ [投票][編集]

言葉ならない激しい感情が
体中に積もり溜まって
ついには
大粒の涙となって溢れだす。


左手に握っているのは小さなカッターナイフ。

体を切り裂く一歩手前で
思うのは
自らの存在意義。


父はいつだったか
自分が存在すること
それ自体が意義なのだと
言っていた。


だけど
今だにそれが
どういうことなのか
私にはわからない。




何も無い曖昧な日々の中で
得られるものは
無きに等しい。


希望の無い未来の中で
見出だせるものとは
一体何?





そんな風にしか
思えない愚かな私にも
存在の意義はあるのかどうか。




今夜もただ悶々と

考え続ける。

2005/01/15 (Sat)

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