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綾の部屋


[118] 青い春のつむじ風
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青い春のつむじ風
きっとそんなようなものだ

伏した睫毛とか整った横顔とか
今日 目が合った回数とか
ひそかに大切にしていた

こぼれる管楽器の音と
運動部のかけ声が重なると
途端に放課後らしくなる

その柔らかい髪に触れたとき
眠る背中にキスをしたとき
甘い匂いは寂しさと恋の渦を呼んだ

その先のことは
まだ誰にもわからなかった



2014/04/22 (Tue)

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