詩人:綾 | [投票][得票][編集] |
気付けば
通学路を歩くことは
なくなっていました
バスや車で
走り抜けるこの町も
景色を変えてきました
思い出は
いつも優しいから
帰りたくなる日もある
でも悩みの数は
きっと同じくらい
あの頃の僕だって
泣いていたから
何もできなくて
途方に暮れていたから
制服に守られていた僕もいつからだろう
守りたいと思うものが
できるようになってきました
抱きしめる強さを
もてるようになってきました
切ないこともありますが苦しいこともありますがふと幸せな知らせも
舞い込んできます
だからまた笑えるんだ
だからまだやれるんだ
何度も自分を信じ直して成長の道をたどります