夕日に透かしてみたおれんじの手紙ひみつの声を詰め込んだ少しさびしい匂いがした時のうめかた尋ねても水面にさざ波が立つだけ空にとけこんでく色が私と君を染めあげるひとにぎりの言葉ためらってしまうからまた背中を見送るだけ小さな幸せ残したくてつま先でくすぶる想いを今日の上に転がして帰る家路に向かうけれど寄り道したいような
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