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綾の部屋


[71] 砂の上に描いた夢
詩人: [投票][編集]

小さくなっていく君に
途方に暮れていた私を
優しく笑ってやるんだ

味気ない便箋に並ぶ
癖のある君の字が好き

海の香りがしたのは
気のせいでしょうか

机の上で描いていた
なんてことない明日が
懐かしくなるなんて

ふたりの時計は
今も動き続けてるから
私もここまで頑張れた

今度帰ったときには
サイダーの代わりに
お酒でもどうですか

変わらない波の音を
聞きながら

2009/04/30 (Thu)

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