詩人:裕樹 | [投票][編集] |
真っ黒け
真っ黒け
夜の空に
お星様は見えない
町の灯が
僕を照らす
夜景を知らない
子供達が
屋上で灯を見ている
真っ黒け
真っ黒け
夜の空は
町の灯で
塗り替えられた
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
みんな僕の後に続け
これをママの所まで
持っていくんだ
たくさん食べて
いっぱい子どもを
産んでもらうんだ
あっ!
大変だ人間だ
また奴等は
無意味に
僕らを殺そうと
しているよ
ほら、笑ってる
みんな急げ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
青い空には何が見えますか
白い空には何が見えますか
赤い空には何が見えますか
僕には空のようにいろいろな色がある
本当の色はもうわからない
まわりの人は僕をどんな色に見ているのか
青い空は清々しいけど青い僕は幼稚なだけ
白い空はユウウツだけど
白い僕は無知なだけ
赤い空は悲しいけど
赤い僕はすぐに怒るだけ
今はいろんな色が混ざって真っ黒だけど
いつかは見渡される空になりたいな
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
丸い丸いこの星で
僕らは何を
夢見ている
結局いつか僕らは
無くなると
知ってながら
どんなに苦労しても
天国になんか行けやしないんだ
僕だって
聖者や
ローマ法王にだって
神様はパスポートを
くれない
きっとそこは
喜びも
悲しみも
憎しみも
何もない
神様は
僕らが心を持つと
思わなかったのかな
きっとそこは
僕ら人間が行ってはいけない場所なんだ
だけど神様の
求めなかった
この心で
夢を見ることができるんだ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
野生に生きてるのら猫が
アスファルトに焼かれて
泣いてるよ
着飾った隣の猫に
笑われて泣いてるよ
ただ生きることに
必死でこびてる
隣の猫を馬鹿にして
泣いてるんだ
ほらニャーニャー
また泣いてるよ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
もう二度と会うことのない人
あなたのせいで
苦しくて
切なくて
僕の中の何かが
壊れてく
時が経つにつれ
薄れていく
あなたとの思い出
時が経つにつれ
強くなる
あなたへの想い
あなたは今どこで何をしてますか
あなたのせいで
僕の中の何かが
壊れてく
壊れてく
壊れてくよ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
僕はこの世界に
いろいろな影響を
与えてきた
良いこと悪いこと
この世界を真剣に
愛してるから
どんな悪いことでも
良いと思えば
良いことになると
信じてた
僕が僕自身の
偽善者であると
気付くまでは
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
生きてゆくことで
僕は何を得る
たった一つだけの
命は切なくて
僕らは支えあう
それでも時には
つまらないことで
喧嘩をしたり・・・
それが生きてゆく
ために得る力で
それが僕らの
たった一つだけの
命の尊さ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
笑ってやれ
その缶詰を開けたら
出てきたのは
僕だった
笑ってやれ
笑ってやれ
その缶詰を開けたのは誰だ?
笑ってやれ
わがままな僕に
希望という光は
出てこなかった
笑ってやれ
その缶詰を開けたのは僕だった
笑ってやれ
笑ってやれ
結末も見ずに
嘆いている僕に
笑ってやれ