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裕樹の部屋


[175] 5.願い
詩人:裕樹 [投票][編集]

鯉は後悔している
もう星空を泳ぐことはできない

鯉は知った
星は夜と同じ色になったのではなく
消えてなくなったことを

星が消えてから
しばらくして鯉は
もう輝かなくてもいい
ダイヤと仲良くしてもいい
だからもう一度
星空を泳ぎたいと
星に逢いたいと願った

2009/03/04 (Wed)

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