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望月 ゆきの部屋


[126] 悲しがるきみの隣で
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

悲しがるきみの隣で
あまりにも無力な
ぼく

悲しがるきみと一緒に
悲しがることはできる
けど
代わってあげることは
できない


きみがその小さい体で
めいっぱいの悲しみを受け入れようと
めいっぱい努力しているとき
そっと背中に手をあてること
しか
できないけれど

それでも、きっと
いないよりは、ましだった

いないよりは、ましだった 
よね



2004/07/31 (Sat)

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