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望月 ゆきの部屋


[134] 待ちぼうけ
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

どれだけあせってみても
一日が25時間になるわけでもなく
夜は 確実に
手を引いて 朝を連れてくる

起き抜けにのぞいた鏡には
昨日と同じぼくがいる
けれど
今日という日は 決して
昨日と同じ一日では ない

そして
この今日という一日の先には 
まちがいなく 明日が待ち合わせしている

あわてずゆっくり歩けばいいよ
今日を たしかに生きておいで と
缶コーヒーなんて 飲みながら


ぼくたちは いつも
明日に遅刻する

明日は 常に 待ちぼうけだ

2004/07/31 (Sat)

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