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望月 ゆきの部屋


[195] 落っこちているぼく
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

きみの通り道に
ぼくはいつも落っこちている

目立つように 
とはいえ ひっそりと

ビー玉のように光るでもなく
目覚まし時計のように鳴くでもなく

ニュース速報のような
興味もひかない
ぼく

賞味期限は心配いらない
そうはいっても
ね。


今日が昨日になっていく
現在(いま)が過去になっていく


通りすがりに 拾ってよ
見落とさないで


ピアノ線は最終手段。
卑怯だと思うかい


ここに いるから


落っこちたまま いるから

2004/05/13 (Thu)

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