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望月 ゆきの部屋


[223] スペクトル
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

階段の途中、
上から5段目あたりに
背筋をのばして座っていると
傘を忘れてしまったことなど
どうでもいい
と、いった気分だった


昨日洗ったスニーカーは
乾いただろうか


遠くの空にかかる虹は
音符のかわりに
くしゃみを1つ
投げてよこした


ついでに 
深呼吸。





さいごは、ジャンプ。

2004/06/10 (Thu)

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