ここに来るまでずっとつま先だけ見ていたたどりついたとき誰かが待っていてほめてくれたりするどこかはどこ軒下に避難した朝顔もこうべを垂れるので昨夜から宿っていた雨粒は無抵抗にしたたる天気予報にせかされて踏み出す朝顔はもとの場所へもはや足跡は重要ではなく大切なのは、そのもの。つま先はそれを知っているつま先の健在。
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