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望月 ゆきの部屋


[314] ナビゲート
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

あなたはたぶん
わたしがシアワセ、と感じる指先や
透明になれるほんのすこしの暗号を
ちゃんと知っていて
いつだって手をひいて
この思慮深い森の出口につづく
複雑な線をといて
近道へ、
近道へ、
と、いざなってくれる


けれど
わたしが求めているものは
ほんとうは
たったひとつの
座標、で
それはたとえば、あなたのとなり
からみあう曲線の、上


それはたぶん、どんなに遠まわりしても
たどりつけない、
そんなところ


2005/01/15 (Sat)

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