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望月 ゆきの部屋


[335] 停電の夜に、
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

キャラメルを、1粒
ちょうだい
ことばなんかよりもずっと
ひかるから
そしたら
手さぐりでも、歩ける


包み紙は、きっと
捨てない


愛してる、って
100万回叫ばれるより
昨日までキライだった、
けど
今日、好きになっちゃった
って
すこしだけ
不機嫌に笑ってくれるだけで
やりすごせる夜も
あるんだ


2005/04/06 (Wed)

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