詩人:蓮花 | [投票][編集] |
このまま
朝がやってこなければいいのに
息ができなくなるほど苦しくて
目をそむけたくなるほど悲しくて
すべて壊したくなるほど悔しかった
早く連れていって
夢のむこうへ
何もかも忘れて
何もかも脱ぎ捨てよう
きっと目が醒めたら
どんな景色が待っているのだろうか
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本当はもっともっと
恋愛って楽しいもの
なのに
寂しい寂しいって
いつもわたしの気持ちばかり押しつけてる
ガッカリの連続で疲れちゃうよって
いつも彼のせいばかりにしてる
いつも見えない何かにおびえてばかり
根拠のない疑いと不安
本当は今
目の前に見えてるものだけを
信じていたいのに
すべてのものに反発してしまう
わたしの心
こんなんじゃ
誰と付き合っても
何をやっても
きっとうまくいかないかなぁ
もっと色んな所へ行って色んなものを見て
つまらない感情なんて忘れるくらい
強い自分になってみよう
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いつも心のどこかで
あのコが羨ましかった
クラスのみんなに嫌われてるあのコ
気が強くてわがままで自己チューで
周りにはいつも男の子が一緒
ちょっと顔が可愛いからって調子に乗ってるとか
みんなからそんな噂をされていた
でも
気が弱くて友達少なくて何のとりえもなくて
いるかいないかわかんないような
平凡な私から見たら
あのコは
存在感があって
ちゃんと自分を持っていて
なんだかカッコよくて羨ましいなぁって
どこかで憧れていたのかもしれない
いつからか私は
あのコと毎日一緒に帰るようになって
だんだんと
いろんな話をするようになって
いつしか本当の友達になれたような気がしていた
いつかお互いの夢を叶えるために
都会で二人暮らしをしようよ
なんて
本気で目を輝かせていたあのコ
今ごろ
ちゃんと幸せになれているんだろうか
私のこと
どのくらい覚えてくれているんだろうか
なつかしいなつかしい遠い日の思い出
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陽射しに透ける
緑の葉っぱ
じんわりと
肌にささるような
まとわりつくようなこの感覚
今年も夏の気配が
近づいてきたんだね
ちょっぴり胸が痛む
なつかしい心の傷跡が
こみあげるアスファルトの匂いと共に
一瞬だけよみがえった
もう
すっかり癒えてるはずなのに
思い出したって涙なんかでるはずないのに
なぜか
照りつける太陽に
切なくなる自分がいた
夏の匂いって不思議
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大きな箱を開けると
中から
ひとまわりづつ小さい箱があとからあとからどんどん出てきたりするやつ
あれって何てゆうんだっけ
まるで
自分の心の中みたいだなって思った
うまく言えないけど
なんとなく
もしそうだとしたら
一番最後の最後
ちっちゃいちっちゃい箱粒の中には
何が入ってるんだろう
大きな箱から
ひとまわりづつ小さい箱がどんどん出てくるやつ
あれって何てゆうんだっけ
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夕焼け空の帰り道
一輪の小さな花を見つけました
周りには
伸び放題の雑草ばかり
時折吹きぬける風に
フラつきながら
左右に大きく広げた
鮮やかな緑の葉っぱに支えられて
ピンとまっすぐ立っていました
その薄い藍色の愛くるしい花びら達はまるで
うまく重ならないように寄りそい
たくさんの光を浴びようとしていました
時折吹きつける風に
負けないように
立ち向かうかのようにひとりぼっちで咲いていました
いつも歯をくいしばっているあなたの姿が
なんだか映って見えました
がんばって がんばって
きっと
明日も会いにこようと思いました
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あなたの細く長い手
あなたの優しい声
あなたの笑った横顔
ひとつひとつが
スローモーション
思い返せば
胸がつまる程
すごく愛しくて
あなたが生きていてよかった
この世に生きてくれてよかった
あの頃の気持ち
忘れたくないんだ
心の奥の奥のほうに
置き忘れていた
遠い日の記憶
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静かに流れる水のように あなたを好きになったの
心のありとあらゆる隙間にまで
流れこんできて
まるでじわじわと染み渡っていくように
すべてを洗い流され
無色透明になった私
これからあなたの色に染められてゆく
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こんなに寂しくて
必要とされなくて
辛い恋なら
もう逃げてしまいたい もう考えたくない
いずれ失ってしまう恋ならば
きっと嘆くことばかりとわかっている恋ならば
最初から諦めてしまったほうがいい
いつからだろう
素直に恋をできなくなってしまったのは
なぜだろう
誰かを好きになるってもっと楽しかったはずなのに