詩人:蓮花 | [投票][編集] |
いつも心のどこかで
あのコが羨ましかった
クラスのみんなに嫌われてるあのコ
気が強くてわがままで自己チューで
周りにはいつも男の子が一緒
ちょっと顔が可愛いからって調子に乗ってるとか
みんなからそんな噂をされていた
でも
気が弱くて友達少なくて何のとりえもなくて
いるかいないかわかんないような
平凡な私から見たら
あのコは
存在感があって
ちゃんと自分を持っていて
なんだかカッコよくて羨ましいなぁって
どこかで憧れていたのかもしれない
いつからか私は
あのコと毎日一緒に帰るようになって
だんだんと
いろんな話をするようになって
いつしか本当の友達になれたような気がしていた
いつかお互いの夢を叶えるために
都会で二人暮らしをしようよ
なんて
本気で目を輝かせていたあのコ
今ごろ
ちゃんと幸せになれているんだろうか
私のこと
どのくらい覚えてくれているんだろうか
なつかしいなつかしい遠い日の思い出