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蓮花の部屋


[10] あのコと私
詩人:蓮花 [投票][編集]

いつも心のどこかで
あのコが羨ましかった

クラスのみんなに嫌われてるあのコ

気が強くてわがままで自己チューで
周りにはいつも男の子が一緒

ちょっと顔が可愛いからって調子に乗ってるとか


みんなからそんな噂をされていた


でも
気が弱くて友達少なくて何のとりえもなくて
いるかいないかわかんないような
平凡な私から見たら

あのコは
存在感があって
ちゃんと自分を持っていて
なんだかカッコよくて羨ましいなぁって

どこかで憧れていたのかもしれない

いつからか私は
あのコと毎日一緒に帰るようになって


だんだんと
いろんな話をするようになって
いつしか本当の友達になれたような気がしていた


いつかお互いの夢を叶えるために
都会で二人暮らしをしようよ
なんて

本気で目を輝かせていたあのコ


今ごろ
ちゃんと幸せになれているんだろうか

私のこと
どのくらい覚えてくれているんだろうか


なつかしいなつかしい遠い日の思い出

2005/06/04 (Sat)

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