詩人:夢野咲道 | [投票][得票][編集] |
純な恋をしましょう
報われないと知りながら、それでも愛さずにはいられない
何も特別な見返りなどいらない
ただただ、ただただ愛したい
大人だって恋をする
損得打算の無い恋に憧れる
少女マンガのようなメルヘンな恋は似合わないとは分かってる
けど、心の何処かではドラマのような恋がしたいと思ってるんだ
切ない恋をしましょう
心の奥に閉まってあった
本棚の埃を掃って
切なさについて書かれた本の表紙をめくれば
きっとすぐに思い出せる
あの頃恋した切ない気持ち
世間体と言う建て前はもうやめよう
しがらみなんてモノは脱ぎ捨てよう
全部脱ぎ捨てて裸になった時
ホントの心が見えてくる
哀しい恋をしましょう
痩せ我慢をしても、据膳は食べない
身体より心を抱き締めたいんだ
情けない恋をしましょう
今更ながらの純愛志願はバカな男のロマン?
若い奴には「キモい」と言われて笑われましょう
笑われたって本気は本気
どうせなら、みっともないくらい情けない恋をしましょう