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夢野咲道の部屋


[67] 放物線
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

空に向かって投げつけた君の想い出
僕にはもう必要無いモノさ
忘れた方が良いに決まってる
僕の為にも
何より、君の為にも

空に向かって投げつけた君の想い出
僕にはもう必要無いモノさ
美しい想い出になんてしない方が良い
僕の為にも
多分、君の為にも

空に向かって投げつけた君の想い出

「空の果てまで飛んで行け!」
と願ったのに・・・
振り上げた拳を待つより早く
想いは虚しくも空を切り

そしてそれは放物線を描いて落ちてきた。

加速を付けて落ちてきて
跳ね返って
そして・・・
僕の心の奥の一番深いトコロに突き刺さった・・・

2008/03/11 (Tue)

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