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夢野咲道の部屋


[7] 記憶の轍
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

心の襞に刻んだ記憶の轍

その一片の想い出が剥がれて消えた夜
私は心の中でひと粒の涙を流した

あの場所には
今はもう誰もいない

そこにいた二人の事は
今はもう誰も知らない

心の襞に刻んだ記憶の轍を辿っても
ただ、途切れた跡が残るだけ
しかし、私は覚えている

遠い日の風景は今も記憶の中にある
だから、私は忘れない

2008/02/05 (Tue)

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