詩人:満月 | [投票][編集] |
気が付けば今年も終わりそうだ
一年振り返ったら何が自分の為に
周りの為にできたのだろう
いや…何もできてやしない
日々の繰り返しをこなして来ただけだ
だましだまし過ごして来たのだ
1日1日はとても長く感じるが、何をして来たのか振り返ると
まるで鳥が羽ばたくが如く
時間は無限にないのだと…ありきたりだが思う
僕の最期はいつ頃なのだろうか…
足音が聞こえる…。
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緑がきれいな田舎から、母の最後の手紙が届く
夜になっても明るい街へ
十数年間かわらず私への心配事を伝えてくれる
苦労重ね満足に電話も出来ぬ母へ、私は何も出来ないまま最後の手紙をそっとしまった
ぐっと込み上げてくる感情は、いつまでも私を責めつづける
詩人:満月 | [投票][編集] |
日々照らされ
照らされ続けて
それでも焼けず 汗もかかず
でしゃばって花咲かせたら 一晩で枯れ落ちた
怒りで妖しく尖る針先に磨きがかかる
照らされ続けて
それでも焼けず 汗もかかず
恨めしそうに太陽を睨む……が日課なのよ
わかってる明日も明後日も日々同じなのは
根をはってるのよ これでもね
埃まみれになったって風でも吹かなきゃどうにもならぬ
慎ましく花咲かせたら 一晩で枯れ落ちた
悲しくはない 不思議と