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満月の部屋


[27] 夏に花
詩人:満月 [投票][編集]



名前も知らない


草花をみて

涙がでた



しっかりとした根をはっているんだろうな




草花にさえ嫉妬した



そんな事も気にせず


悠然とたたずむ



太陽の光あびながら




いつかは枯れゆく時が訪れ



蓄えた力は


受け継がれ


より多くの宝を残してゆく



悠然と立ち尽くしたまま


朽ちて逝く




その姿

見えなくなっても



目蓋に焼き付いてる




暑い夏の光の下で

悠然をたたずむ





名前も知らない草花

2008/08/24 (Sun)

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