名前も知らない草花をみて 涙がでた しっかりとした根をはっているんだろうな 草花にさえ嫉妬したそんな事も気にせず 悠然とたたずむ 太陽の光あびながら いつかは枯れゆく時が訪れ 蓄えた力は 受け継がれ より多くの宝を残してゆく 悠然と立ち尽くしたまま 朽ちて逝く その姿見えなくなっても 目蓋に焼き付いてる 暑い夏の光の下で 悠然をたたずむ名前も知らない草花
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