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満月の部屋


[35] 悪夢
詩人:満月 [投票][得票][編集]



唐突に目の前から道はなくなった。


来た道は覚えているのに…戻ることができない。



この場所には音もなく、冷たく暗い。


こんな場所にいつまでも居られない。


正気を保っていられない。



走り出そうと思った。

軽やかだった足は、その場から離れようとはしない。


声を張り上げるが…泡となって虚しく消えた…。



2008/10/31 (Fri)

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